デザイン経営推進協会’s blog

ユニバーサルデザインの理念を経営に活かします

UCDとは?

私たちのコンセプトにも挙げている『経営にデザインの力を取り入れ、結果へつなげる』の中で、真っ先に着手できる手法がUCD(ユニバーサルコミュニケーションデザイン)です。

まだあまり馴染みのないユニバーサルコミュニケーションデザイン(以下UCD)についてご説明していきましょう。
UCD は ユニバーサルコミュニケーションデザイン の略称です。
一般社団法人ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会(UCDA)により名付けられた手法です。
「紙面のユニバーサルデザイン」「情報のユニバーサルデザイン」というとわかりやすいでしょうか。
ユニバーサルデザインとは、1980年代にアメリカのロナルド・メイス氏が提唱した概念で、「障がいがある人だけでなく、できるだけ多くの人が使いやすいデザイン」という考えです。
例えば
玄関アプローチをスロープにする
▶車椅子ユーザーもそうでない人も通れる
ドアノブを回すタイプからハンドル式にする
▶ノブが握れない人や回せない人もそうでない人も開閉できる
固定電話のディスプレイ表示が大きい
高齢者や見えにくい人もそうでない人も見やすい
これらはみなさんの身近にあり、すぐに確認できるユニバーサルデザインです。
あらためてそういう目でみると「なるほど!」と思いませんか?
バリアフリーという言葉はずいぶん浸透しましたが、バリアフリーは『今ある障壁(バリア)を取り除く(フリーにする)』という意味です。
それに対しユニバーサルデザインは『最初から障壁を作らない』ことです。
現在ユニバーサルデザインは建築や住宅設備、日常品の中に多く見られます。
それを書類やパンフレット、説明書や申込書などの印刷物へ展開したものがユニバーサルコミュニケーションデザインになります。
次回は「情報のユニバーサルデザインとは?」をご説明します!